果てしなく大雑把に言えば、この街の住人には
照明をつけていないのに暗い
というような不満を高らかに叫ぶような人が相当数いる。
もう少し具体的にいうと、電源コードを挿していないのにパソコンが使えない、といったことである。
こういった人たちのための、いい教材はないんだろうか。
内容は必ずしもコンピュータにこだわる必要はない。
日常生活の中で起こる、ちょっとした困ったことを例示し、それに対する解決方法を導く一問一答。
もう少しいうと、自分がイライラしたときや不満になったときに、自分以外に対して闇雲にストレスをぶつけるのではなく、自分でできることを探す心の持ち方。
さらにいえば、どうしようもないときの助けの求め方とでもいうべきか。
最初は選択式などでもよい。
イメージとしては次のようなものである。
0.本当に自分が押したのは電源ボタンだったのか確かめる
1.リモコンの電池を交換してみる
2.テレビの主電源が入っているのか確かめる
3.テレビの電源コードがちゃんと挿さっているか確かめる
4.自分は悪くないしテレビの異常なのだから販売店やメーカーに文句を言う
5.ブレーカーが落ちていないか確かめる
6.どうすればいいのか分からないことをよくよく認めたうえで販売店やメーカーに助けを求める
7.本当は画面は映っているが、何も放送していないチャンネルではないかを確かめる
ふむ、我ながらよいサンプルといえる。
そして願わくば、与えられる状況は徐々に長文化していく。
むかし、SEをやっていたころ社内で時どき話題になっていた
「ライト、ついてますか」
は、もしかしてそういう書物ではないのかと思い、Amazonで少々「なか見!検索」で拝見したが、どうもイメージしているものと違う。
誰にでも読んで欲しい本かもしれないけど、やはりこれはMECEやらピラミッドストラクチャーやらをある意味「宗教的」に学ぶ大企業のビジネスマンが読むものと思われる。
(なお、ある意味「宗教的」、という言い回しは皮肉のつもりである)
そして高い。
もしかして、就職試験なんかに使われるSPIとかに何かヒントがあるかもしれない。
そのくらいの本はこの街の本屋にもあるだろう、後日見に行こう。
この街が衰退していくとしたら、それはたぶん、ただの「自滅」だと思う。
2013年08月31日 12時41分|社会人のための情報リテラシー|コメント(2)
コメント
抜けのない文にしようとすると長文化し、読み手の敷居を高くしてしまう。
短文で表現しようとすると説明不足となり、理解してもらえない。
困ったらここへ連絡してくださいで電話番号とメールアドレス書いておくのが一番効率が良かったりする。
2013-09-0810:59|おっさんまん
情シスかボランティアやったらそれでええんです。
2013-09-1207:48|たにぐち