若いころは、電子ネットワークの片隅で起きていたドラマじみた出来事に、ひどく心動かされたものである。
今やニコニコ動画などで当たり前になりつつある、
「なにがししてみた」系
の人々のクォリティの高い動画、音楽などもそう。
インターネットが浸透したこで、世界が変わったかのような錯覚すら覚えた。
しかし、それは、本当にそうなんだろうか。
ブログの私と現実の私は違う?
誰それに見つかったからSNS退会&再登録?
いつになったらお前は自分のための記事が書けるんだ。
余命いくばくもない青年が立てたスレッドに全オレが泣いた?
それは心震えちゃってる自分に対する自己陶酔ではないのか?
YouTubeで何百万再生のなんちゃらってバンドは神クォリティ?
ヤツらの品質は暇と馴れ合いの中でできたものじゃないか?
否定からは何も生まれないのかもしれない。
しかしながら、電子ネットワークが「お茶の間にしゃしゃり出てきた」ことで、
オレたちは何かを錯覚しているような気がする。
オレたちは、自分たちが生きてきた世界をもう一度振り返る必要があると思う。
2011年12月09日 15時41分|ブログ,重要|コメント(0)